インプラント
歯がなくなって困った時、入れ歯は嫌だなと思った時、ブリッジを入れるにしても隣の歯を削りたくないなと思った時、インプラントという治療法があります。
インプラント治療ってどんな治療?
従来の治療法との比較
長所 | 短所 | |
ブリッジ:歯のない部分の両側を削り、連結した形の冠を被せます | ・治療期間が短い ・固定式で違和感が少ない ・銀色なら健康保険で治療できる ・審美性に優れた素材を使用できる(保険治療外) |
・両隣の歯を土台とするため、むし歯でない歯を削る必要がある ・両隣の歯に負担がかかる ・土台となる歯の状態により、ブリッジができない場合がある |
入れ歯:歯のない部分に取り付ける取り外しのできる入れ歯を製作します | ・治療期間が短い ・両隣の歯を削る必要がない ・健康保険で治療できる ・清掃しやすい ・薄い金属の板で作る入れ歯は異物感が少ない(保険治療外) |
・異物感がある ・噛む力は天然歯の15% ・審美性において劣る ・取り外しの必要がある ・将来、歯ぐきがやせていく |
インプラント:手術により人工の歯根を顎の骨の中に埋め込み、その上に人工の歯を固定します | ・自分の歯と同じように噛める ・両隣の歯を削る必要がない ・他の歯に負担をかけない ・審美性に優れている ・固定式で違和感がない ・インプラントの成功率は90~95% |
・手術の必要がある ・健康お保険では治療ができない ・治療が長い(約6ヶ月~1年) ・骨や全身の状態によってはできない場合がある ・タバコを吸う人にはオススメできない |
〈利点〉
・治療期間が短い
・固定式で違和感が少ない
・銀色なら健康保険で治療できる
・審美性に優れた素材を使用できる(保険治療外)
〈欠点〉
・両隣の歯を土台とするため、むし歯でない歯を削る必要がある
・両隣の歯に負担がかかる
・土台となる歯の状態により、ブリッジができない場合がある
〈利点〉
・治療期間が短い
・両隣の歯を削る必要がない
・健康保険で治療できる
・清掃しやすい
・薄い金属の板で作る入れ歯は異物感が少ない(保険治療外)
〈欠点〉
・異物感がある
・噛む力は天然歯の15%
・審美性において劣る
・取り外しの必要がある
・将来、歯ぐきがやせていく
〈利点〉
・自分の歯と同じように噛める
・両隣の歯を削る必要がない
・他の歯に負担をかけない
・審美性に優れている
・固定式で違和感がない
・インプラントの成功率は90~95%
〈欠点〉
・手術の必要がある
・健康お保険では治療ができない
・治療が長い(約6ヶ月~1年)
・骨や全身の状態によってはできない場合がある
・タバコを吸う人にはオススメできない
治療の手順
インプラント治療をするには、インプラントを埋入するための手術が必要です。この手術には1回法と2回法という2つの方法があります。
先にお話したように、インプラントはあごの骨と結合しますが、これは生体の働きによるものです。結合までには下顎では2〜3ヶ月、上顎では4〜6ヶ月ほど待たなければなりません。そのため、インプラント治療の開始から終了までは、基本的に一定の時間がかかるということをご理解ください。もちろん、この期間は、インプラントを埋入する部位や患者さんのあごの骨の状態により異なります。
ただ現在では治療期間を大幅に短縮できる治療法も用いられており、インプラントを埋入した当日に仮歯まで着けてしまうという治療が行われています。しかし、この方法は症例を選び、一定の条件を満たさなければ適用できません。オリエント歯科では、より確実な方法として広く用いられている1回法と2回法をケースに合わせて行っております。
インプラント手術前の検査等について
インプラント手術を安全に行うためには以下のような検査が必要です。正確な診査・診断の鍵をにぎる重要なステップなのです。
- 問診と口腔内検査
- レントゲン検査、CT検査
- インプラントを埋入するために十分な骨の高さの骨があるかどうか調べるためにレントゲン検査を行います。最終的には、CT検査を行います。このCT画像から顎の骨の内部構造(骨の高さ、厚み、神経・血管の位置)を立体的に確認し、より正確な診断を行います。術前のシュミレーションを行うことで、より安全・確実にインプラントを埋入することができるのです。オリエント歯科ではCTを完備しておりますので、その撮影のために大きな総合病院等を受診されなくても大丈夫です。
-
- 噛み合わせ検査
- 噛み合わせが悪いままインプラントを埋入しても、咬むたびに偏った力が歯や顎に加わることになり後でトラブルを発生しやすいです。そのため、かみ合わせの治療を合わせた治療計画が必要な場合があります。歯型を取り、模型を作ってチェックを行います。
- インプラント手術前の歯科治療は最優先
- 歯石を除去し、クリーニングでお口の中の衛生状態を高めます。むし歯や歯周病の治療が必要な場合は、最優先で治療を行います。
インプラント治療が困難なケースとは
問診やさまざまな診査の結果、インプラント治療が困難な方もいらっしゃいます。
治療に不適応なケース | 成長過程にある若年者、免疫不全や1型糖尿病の方、ホルモン療法や放射線治療などを受けている方。 |
---|---|
不適応だが治療の余地がある方 | 口腔内の清掃状態が悪い方、歯周病の方、インプラントを埋入部位の骨の量が足りない方、喫煙者、骨粗しょう症の方、2型糖尿病の方など。 |
治療終了後も定期健診をお願いします!
これからもインプラントで天然の歯のようにお食事や会話を楽しんでいただくためには、定期健診(メインテナンス)が欠かせません。インプラントは人工の歯なのでむし歯にはなりませんが、ご自身の天然歯と同様に人工歯にもプラークなどの汚れが付きます。ケアを怠るとプラークが堆積し「インプラント周囲炎」が起こります。インプラント周囲炎は自覚症状が少ないので注意が必要です。炎症が、歯ぐきからインプラントを支えている骨(歯槽骨)にまで及ぶと、歯槽骨の吸収が起こります。すると、まわりの骨が痩せてゆきインプラントは脱落してしまいます。インプラントの感染トラブルを防ぐため、咬み合せ、お口の中の清掃状態、インプラント固定部のネジのゆるみ、被せ物の破損の有無、骨の状態等に問題がないかどうか、定期的なチェックとクリーニングが必要です。
9:00~12:30 13:30~18:00
(木曜日13:30~14:30はスタッフミーティングを行っています)
9:00~12:00
※ 休診 日曜・祝日
011-746-3155